相続
相続問題で多い相談
相続問題で多い相談には、以下のものが挙げられます。
- 遺留分のトラブル
遺言の中に、相続分がなく納得がいかない。 - 遺産分割
会社の株式が遺産に含まれていたり、不動産が残されているなど、分割の方法で揉めている。 - 事前の相続対策
自分の死後、遺産でトラブルになりたくないので、対策をしておきたい。 - 遺言書を作成したい
死後の遺産の扱いは自分の遺志を尊重してほしいため、遺言書を作成したい。
相続で揉めやすいケースとは
相続で揉めやすいケースには、以下のものが挙げられます。
- 分割できない不動産のような遺産相続をどう扱うか。
- 事業承継をどうするか。
- 遺言書が出てきたが、受け入れがたい内容だった。
- 遺言書がなく、故人の意向が分からない。
- 故人の借金が出てきてしまった。相続放棄をすべきかどうか。
- 知らない相続人が突然現れた。
弁護士とほかの士業や金融機関との違い
ほかの士業や金融機関は、相続の手続きは行うことは可能です。しかし、相続に関する紛争が起こった場合、ほかの士業や金融機関では紛争を解決することができません。これは、弁護士でないと解決できない分野なのです。
最初から、紛争に発展する可能性のある相続の案件については、最初から弁護士に相談したほうが安心ですし、何かあったときに迅速な対応が可能です。
弁護士にどのタイミングで相談するといいか
相続が発生し、少しでも不安な要素があれば、まず弁護士に相談してください。遺産分割で話し合いがまとまらなかったり、分割額に納得がいかなかったりした場合など、トラブルが発生したときにすぐ対応できます。
とくに借金がある場合は要注意です。相続を承認するか、放棄するかを検討する必要があります。相続放棄には期間制限があるため、早めに弁護士にご相談ください。
弁護士に相談するメリット
ほかの士業や金融機関は、相続の手続きは行うことは可能です。しかし、相続に関する紛争が起こった場合、ほかの士業や金融機関では紛争を解決することができません。
また、遺産分割には、相続人の確定、相続財産の確定等専門家のサポートがないと、困難なケースも少なくありません。一番声が大きく最初に手を挙げた親族に、言いくるめられてしまう恐れもあります。
不安や不満がある場合は、遺産分割協議書に署名・押印する前にまず弁護士にご相談ください。
遺言の必要性
遺言書は、ご自身がお亡くなりになったとき、自分の思いを伝える最後の手段といえます。
遺言書があることで、ご親族間での相続トラブルを回避することもできます。
法的に有効な遺言書とするには、専門の知識が必要です。自分でいくら調べても、思わぬ落とし穴があるものです。
そんなミスを防ぐには、弁護士による遺言書作成のアドバイスが欠かせないといえるでしょう。遺言書の作成が必要になったときには、ご相談ください。
なお、遺言書にはいくつか種類があります。
当事務所では、「自筆証書遺言」ではなく、「公正証書遺言」による作成を強くおすすめします。自筆遺言は、偽造や、無理やり書かせたと疑われたりする場合もあります。公正証書遺言ならば、そのような嫌疑をかけられることは基本的にありません。